天空の白鷺

circus06

2011年12月25日 08:28

昨日はクリスマスイブ。
待っていたのに、僕のところにはサンタさんは来てくれませんでした。
一年間お利口さんにしていたのに、おかしいですねぇ。

うちの会社はクリスマスケーキも扱っていまして、先週1週間はかなり忙しかったです。
クリスマスが終わってやれやれです。



さて。
他のブロガーさんたちが今年の釣りの総括をされている中ではありますが、
それは次に書くとして。

今回は魚釣りに関するネタはいっこもありません。



姫路市街の真ん中にデーンと鎮座している姫路城。


姫路城は一昨年の秋から平成26年までの予定で、天守群の補修工事が行われています。
大天守には素屋根が掛けられていて、外から見ることはできません。
勿論、工事期間中は本丸の中に入ることができません。
ただ、その素屋根の最上階部分に、見学スペースが設けられていまして、
工事の様子をすぐ間近で見ることができるのです。

お城の瓦の葺き替えや、漆喰の塗り直しなど、
城郭建築の技術を一般人が見る機会なんて、そうそうありません。


先週、その姫路城に行きました。
18年振りかな?


家から徒歩で、お城の北西、清水門跡に到着。

天守を望む。


本来は、こうなっています。



この門の内側は、姫山公園として整備されています。


小学生の頃は、遠足、写生大会、清掃奉仕活動など、
様々な学校行事で訪れたものです。

当時は いつも公園の東屋におっちゃんたちが屯して、将棋を指していました。


内堀をゆったり泳ぐ鯉たち。
鯉を見てこれを愛でるでもなく、
引きはどうかな? 美味しくなさそうやな。。。なんて思ってしまう僕。
魚釣りをするようになって、心が病んできたのでしょうか??



お城の東側、搦手門より。
石垣群が迫力あるポイントです。
鉄骨の足場は、工事資材搬入のための通路です。



菱の門。
三の丸から中に入る、メインゲートです。


ここから西の丸へ。


西の丸から見た、工事前の天守群。
(画像は、『K.Yamagishi's 城めぐり』より拝借。)

姫路城がもっとも美しく見えるという構図です。
『暴れん坊将軍』や『大奥』でもお馴染みのアングルですね。


西の丸の、渡り櫓の内部。

百間廊下と呼ばれていまして、千姫の侍女たちの控え室が並んでいます。

百間廊下の突き当たりにあるのが、化粧櫓。
千姫の休憩室。

マネキンの千姫が侍女と百人一首をしています。



山里丸を通って、大天守の真下、備前丸に来ました。

この中に、大天守が隠されています。



中に入り、エレベーターで一気に最上階へ。



8万枚の瓦が、全て剥がされた状態。
へえぇ、瓦の下は、こうなっているんですね~



その下の階では、壁の漆喰が剥がされた状態を見ることができます。

この大天守最上階の壁、窓が並んでいる左側。
板がはめ込まれていますが、築城当時の設計段階では、ここも窓になる計画だったらしいです。
漆喰を剥がすと、敷居など窓を作りかけた痕跡が見つかったそうです。
ところが築城中の1605年に慶長大地震が発生し、耐震性強化の観点から急遽窓を減らして壁にしたんだそうな。
興味深いところです。



白壁の内部構造。



作業の映像が流されています。
この日は日曜日で、実際の作業はお休みでした。



二の丸へ出てきました。

手前の3層の建物は、乾小天守。 その右が、西小天守。




南の、大手門の外から。



お城は政庁であると同時に、要塞でもあります。
今回は端折りましたが、姫路城には数々の防御の為の工夫が、いたるところに見られます。

純粋にそういった城の縄張りや建築、史実に興味がある人にとっては、
現在の姫路城の「千姫ごり押し」は、ちょっとしつこく感じるかも。。。


よかったら見学に来てくださいね。


「天空の白鷺」から、姫路駅、播磨灘を望む。
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