天空の白鷺
昨日はクリスマスイブ。
待っていたのに、僕のところにはサンタさんは来てくれませんでした。
一年間お利口さんにしていたのに、おかしいですねぇ。
うちの会社はクリスマスケーキも扱っていまして、先週1週間はかなり忙しかったです。
クリスマスが終わってやれやれです。
さて。
他のブロガーさんたちが今年の釣りの総括をされている中ではありますが、
それは次に書くとして。
今回は魚釣りに関するネタはいっこもありません。
姫路市街の真ん中にデーンと鎮座している姫路城。
姫路城は一昨年の秋から平成26年までの予定で、
天守群の補修工事が行われています。
大天守には素屋根が掛けられていて、外から見ることはできません。
勿論、工事期間中は本丸の中に入ることができません。
ただ、その素屋根の最上階部分に、見学スペースが設けられていまして、
工事の様子をすぐ間近で見ることができるのです。
お城の瓦の葺き替えや、漆喰の塗り直しなど、
城郭建築の技術を一般人が見る機会なんて、そうそうありません。
先週、その姫路城に行きました。
18年振りかな?
家から徒歩で、お城の北西、清水門跡に到着。
天守を望む。
本来は、こうなっています。
この門の内側は、姫山公園として整備されています。
小学生の頃は、遠足、写生大会、清掃奉仕活動など、
様々な学校行事で訪れたものです。
当時は いつも公園の東屋におっちゃんたちが屯して、将棋を指していました。
内堀をゆったり泳ぐ鯉たち。
鯉を見てこれを愛でるでもなく、
引きはどうかな? 美味しくなさそうやな。。。なんて思ってしまう僕。
魚釣りをするようになって、心が病んできたのでしょうか??
お城の東側、搦手門より。
石垣群が迫力あるポイントです。
鉄骨の足場は、工事資材搬入のための通路です。
菱の門。
三の丸から中に入る、メインゲートです。
ここから西の丸へ。
西の丸から見た、工事前の天守群。
(画像は、『
K.Yamagishi's 城めぐり』より拝借。)
姫路城がもっとも美しく見えるという構図です。
『暴れん坊将軍』や『大奥』でもお馴染みのアングルですね。
西の丸の、渡り櫓の内部。
百間廊下と呼ばれていまして、千姫の侍女たちの控え室が並んでいます。
百間廊下の突き当たりにあるのが、化粧櫓。
千姫の休憩室。
マネキンの千姫が侍女と百人一首をしています。
山里丸を通って、大天守の真下、備前丸に来ました。
この中に、大天守が隠されています。
中に入り、エレベーターで一気に最上階へ。
8万枚の瓦が、全て剥がされた状態。
へえぇ、瓦の下は、こうなっているんですね~
その下の階では、壁の漆喰が剥がされた状態を見ることができます。
この大天守最上階の壁、窓が並んでいる左側。
板がはめ込まれていますが、築城当時の設計段階では、ここも窓になる計画だったらしいです。
漆喰を剥がすと、敷居など窓を作りかけた痕跡が見つかったそうです。
ところが築城中の1605年に慶長大地震が発生し、耐震性強化の観点から急遽窓を減らして壁にしたんだそうな。
興味深いところです。
白壁の内部構造。
作業の映像が流されています。
この日は日曜日で、実際の作業はお休みでした。
二の丸へ出てきました。
手前の3層の建物は、乾小天守。 その右が、西小天守。
南の、大手門の外から。
お城は政庁であると同時に、要塞でもあります。
今回は端折りましたが、姫路城には数々の防御の為の工夫が、いたるところに見られます。
純粋にそういった城の縄張りや建築、史実に興味がある人にとっては、
現在の姫路城の「千姫ごり押し」は、ちょっとしつこく感じるかも。。。
よかったら見学に来てくださいね。
「天空の白鷺」から、姫路駅、播磨灘を望む。
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